EMPAC

hiyocom2009-01-26

ニューヨークから電車で2時間半かけて、Troyという街にあるEMPACでスタジオ録音&プチトークしてきました。
EMPACは、Rensselaer Polytechnic Instituteという全米一古い工業大学の敷地内にある、ニューメディアとパフォーマンスアートの施設です。建物は昨年完成したばかりで、コンサートホール、大きなスタジオ2つをメインに、レジデンシー用の小さなスタジオがいくつもあって迷路のようでした。今回は、EMPACのコミッション作品でもある「Body/traces」というダンサーの身体を3Dスキャンしてつくられたビデオ作品に、音で参加してるのです。


防音板を演奏中のダンサー。すごくいい音がするのです。
他には、回転椅子や色々な種類の紙、布などで音を出しながら踊ってもらいました。2人とも、音に対しての反応がすごくよくて、さくさく録音が進みました。みんな大満足!録音はSchoepsのちっちゃくてかわいい木の箱に入ったマイクを使用。$4000。空気のゆれに敏感で、衣擦れやすり足の音、肌をそおっとなでる音もクリアにキャッチ。ヘッドフォンを渡してみたら、ダンサーの2人もマイクの拾った繊細な音に、おーっともりあがってました。


EMPACは丘の上にあるのですが(雪がつもっててすべった)、丘のふもとにFamous Lunchというお店をみつけました。創業1932年。恐らく当時から変わらぬ内装&ずーっと働いてる名物おじさん(今はもうしわしわのおじいさんになっちゃったけど)と思われる、ホットドックのお店。モスバーガーのソースみたいなのがかかっててくせになる味。ホットドックっておいしいかも、とうまれてはじめて思った。80円。地元のおじさんたちでカウンターは混み混みでした。もともとはQuick Lunchというお店の名前だったのが、人気がでてきたのでFamous Lunchという名前にかえたそうです。どっちも直球なネーミング。
Troyという街は、産業革命時代の建物が今も残ってて、ノーマンロックウェルの作品のモデルにもなってるそう。