meet new people

SOHOとイタリアに住んでる、アートコレクターの方の家でミーティング。紹介したいギャラリストがいるとのこと。
で、チェルシーなんかのちょっとつんとしてるギャラリストを想像しながらドキドキ待ってたら、やってきたのは髪の毛ちょっとぼさぼさの若者。しかも、けっこうシャイ?天然系?全然、アグレッシブな売り込みとかなくて、ニューヨークアート界っぽくないの。しかーし、彼がキュレートしたイベントのフライヤーをもらったのでみてみたら、ジェフクーンズとかキキスミスとかテレンスコーの名前が(その間に無名若手の名前も。でもフライヤーは自分で両面コピーしてつくったらしい)。そして、大事そうにかかえてる包みの中身は1900年代後半の有名写真家のオリジナルプリント
今日よんでくれたコレクターの方は、私すっごーく大好きで、太陽みたいにポジティブエネルギーにあふれてる女性で、仕事も恋もプライベートも肩の力がいい感じにぬけてて、なおかつキラキラ120%な感じなのです。お部屋はいつもさりげなくグッドキュレーションされていて、でもアート作品の間に海で拾ったっぽい石が置いてあったりするのが(そういう作品かもだけど)すてき。ニューヨークでたまに出会う、天は二物どころか百物ぐらいあたえちゃうんですね!という人生を送っている人。あと、今日お話して、ephemeralなものとかに対する感じ方が一緒、ということがわかってうれしかった。すごいいいバイブをもらった。
彼女のような人と話してると、知性とか文化とかの雄大な歴史とか深みとか力というものを、すとんと等身大で実感します。自分がほんとにちっちゃく感じられて、というより、わあ世界ってすごく大きいんだ、って感じられて、それがすごくすごくうれしい。ヨーロッパで、遺跡とかルネッサンス時代の美術品を見ているときのような感じ。そして、私のやってるマージナルでささやかなことでも、そこへ何かを付け加えられるんだな、ということを実感できるのもすごい身震いする。重みと軽やかさの同居。
新しい出会いはいつもどんな風に進めていいのかわからない部分もあるけど、直感を信じてまっすぐなコミュニケーションが結局一番。というか、それしかできないのです。