瓜と植木鉢とビールの音

マトモス(主婦と大学教授の2人組)+So Percussion(フィリップグラスの楽曲などを演奏するパーカッション4人組)+プリンストンラップトップオーケストラ(PLOrk、プリンストン大学の人達)のライブに行ってきました。
この3組のコラボって一体?と思ったのだけど、ストンプみたいなショーとしてもまとまってて面白かったし、それぞれの持ち味やバックグラウンドが薄まらずちゃんと生かされててマニアもにっこりな感じでよかった。おうちでまねできそうなDIYな実験もいっぱいあって楽しかった!子ども番組にでてほしいなあ。ちびっこと一緒に演奏した後、ケージのWater Walkの映像をみんなで鑑賞したりするの。
マトモスもSo Percussionももちろんよかったのですが、私の目が釘付けだったのはPerry Cook(Princeton Sound Labのヘッド)で。舞台のすみっこにいたし、たぶん私以外誰も注目してなかったと思うけど、さすがphysical computingやNIMEという言葉が一般的になる以前からずーっとセンサーと音の関連の研究をしてきた彼だけあって、ラップトップ標準装備のtiltセンサーの演奏1つとっても、他の人とは何かが違う。PLOrkのメンバーだって知らなくって(学生だけだと思ってた)思いもよらず10年ぶりに彼の姿を見たのですが、あいかわらず妖気ばんばんだしてる存在感にぞくぞくしました。はまり込み方と冷静さのバランスがとびぬけてた。亀の甲より年の功。
はじまる前に、年期の入ったペンギンのぬいぐるみが置いてある席があって、誰?って思ったら、Perry Cookだったりとか。
アンコールは缶ビールの演奏でした。もちろん途中で、ぐびぐびっと飲む演奏もあり。見たことないブランドの安物ビールがいい音するらしい。