warm up @ P.S.1

hiyocom2008-06-15

MoMAの姉妹ミュージアムP.S.1で毎年行われるニューヨークの夏の風物詩Warm Upに出場が決まりましてん。で、これが最近の懸念事項だったわけですね。何せ、写真のように人がわんさか来て、盛り上がるパーティ。。。私の地味ミニマルな音でいいのか!?ロック&ダンス用のPAって苦手なんですけど泣!。。。と、とりあえず衣装(ヘルムートラング)は素早くゲットしたものの、ううむうとうなること数週間。
で、昨日、武満徹さんの対談集(クセナキスとかキース・ジャレットとか)を読んで、なんかふっきれました。逆に、近所中に響き渡るぐらいの音量で、P.S.1の屋外アート空間に(今年は野菜がいっぱい栽培されてるアート作品が会場に設置されるらしい)私の音が流れるなんて素敵*と、どきどきに。
もともと、ふつうのコンサート空間の中に自分が演奏している状況が苦手なのですね。サイトスペシフィックな要素が強い場所で、その場所の一部になりたいという意識が強い。「個」として大衆に向かって主張をするというのとは逆のベクトル。なので、「アーティストVS観客」という構造がくっきりでてしまう音楽フェスティバルのステージという場はいつも悩んでしまうのです。(一見さんなお客さんにもちゃんと満足してもらいたいと思っているので特に)Warm Upで、そこら辺のことの解決策を模索したいです。
混み混みじゃなくって、ピクニックシート広げてほのぼのできるぐらいの混み具合だといいなあ。