マイスペサウンド

hiyocom2007-12-15

この日はここ2週間、年末のパーティのお誘い全部断って家にこもってつくってた、オンラインポップアップ絵本がlaunchされた日でした。のぶこちゃんにイラストを頼んだり、ケンが英語チェックだけでなくて声で参加してくれたり、noah(ITP時代の友達、今は韓国で研究員として活躍中)やjane doweに色々アドバイスをもらったり、たくさんの人に手伝ってもらってようやく完成。チャカポコへんてこなのりが、この間のクリスタルラジオの作品とはいい感じのコントラストになってるんじゃないかなあ、と思います。
はじめてのオンライン作品だったのですが、ネットの作品は、パソコンやネットワークの状況が違うことを想定して作品をつくらなきゃなので、神経を使う面がインスタレーションやパフォーマンスと違って、技術的な面で簡単そうにみえることでもてこずったり。
で、テクニカルな面でてこずってて、theoreticalな面が予定より大幅に縮小されちゃったので、4月にあるシンポジウム(この作品について話さなきゃいけない)に向けて文献読破&コンテンツ充実をぼちぼちやってきたいなあ、という感じです。今回コミッションをしてくれたturbulenceのサイトに、いつもはメディアアートに興味がない人も来てくれたらなあ、と思ってかわいい感じにしあげたのですが、こっそりパンクなネタをしこんだりしてます&する予定、実は。まあでも、難しく考えないで楽しんでもらったら嬉しいです。
turbulenceはHelen Thoringtonという70年代から活動している、たぶん50代の女性のサウンドアーティストがやっている団体です。メールのやりとりだけで会ったことはないのですが、倍以上年が離れているのに、シグナル/サウドスケープ/デジタルメディアスケープ/ambient information/ナラティブ/音などなど興味が似てるのもあって、どんな人か気になります。ニューヨーク近辺には他にも女性のディレクターがバリバリ活躍しているデジタルアート団体(HarvestworksやEyebeam、ITPのredなど)がいろいろあって、私はふだん別に男子女子をあまり気にすることはないけど、(春にカナダに行ったときI8Uちゃんと「フェミニズムっていうより、むしろジェンダーギーク(=アメリカの秋葉系)だし!」っと盛りあがったりとか。。。)やっぱりちょっと嬉しかったりします。