mud mud mud : Glade Festival in UK

「テントでライブできるよ。映像も投影できるかも。」とのm fell(blir, snd)の誘いで、詳細がよくわからないまま承諾したイベントは、実はけっこう大きなレイブ?イベントなのでした。チケットを買った人しか行き方がわからないイギリスの田舎で、12個のテントで同時にライブ、数千人(数万人?)が参加、というGrade Festival。Mutekではじまったヨーロッパツアー(兼バカンス)の終わりにもってこいかもなあとぼんやり思いつつ、イギリスのどこなのかよくわからないまま会場に向かったのでした。
当日は不安だった英国入国審査もあっけなく終わり(ナポリから来たと言ったのがバカンスムード満載でよかったのか?質問2つで終わり。前回はトランジションにもかかわらず、仕事&アメリカビザのことについてかなりつっこまれたのに!)順調に到着しそうでよかったわあ、とパティントン駅で回転寿司(とたこ焼きとラーメン)食べたりと、かなり余裕でホテル到着。とりあえず、m fellに電話したら「さわこ、よく到着したね!!!」となんだか興奮気味。
いざ会場へ!とタクシーに乗ってふと窓の外をみると、水没している家を発見。(床下浸水20cm以上)イギリスの天気は噂通りすごいんだなあ、とぼんやり思いつつ会場到着。というか、車が泥沼にはまってて、スタッフの人は救助に夢中で、ステージへの道がよくわからない!(なにせテント12個で会場広すぎ&地図なし)とりあえず音がする方に向かうも、どこまでも続く泥沼のパーキングか森&牛しか見えない。。。なんだかよくわからないけど、まわりの人はみんな長靴をはいてる。。。もうだめだ、このまま遭難かも!と暗くなったところで、「are you sawako?」と探しにきてくれたm fellとmat(snd)の友達の人と遭遇。ほっとするも、さらに深い泥沼を指差し「さあ、こっちだよ」。。。あーベルリンで買ったばかりのPUMAのスニーカーが泥パック状態になっていく。。。

一体なんなの???ときいてみると、2日前にイギリスで記録的な大雨がやってきて、付近一帯水没してるそうなのです。それでも、フェスティバルは続行中。私は9時までにステージに到着しなきゃいけないわけで、黙々と泥の中を突き進みます。
きわめつけは「ここをこえたらステージさ」って、水位5cm以上あるんですけど。。。もう無理です!長靴用意してください!と頼んで泥の中まつこと20分。ようやくステージに到着。

richard chartierやm fell見つけて、まずはハグ。2人は水没で2日間ホテルで缶詰だったらしい。その間、もう1人のsnd、mattはキャンピングカーでフェスティバルテントをなんとか運営続行(彼は合計1週間キャンピングカー暮らし)。前日に来てたステファンマシューは家族連れでテントに泊まってたとか。大雨で電車が止まって会場に来れなかった出演者もいたとか。。。そんなわけで、みんな疲れとストレスでぼろぼろ状態。で、とりあえず魚屋長靴スタイルな人々の写真を撮ったりして気を紛らす。あー、晴れてたら素敵な英国郊外の夕べになったのに!しかも、イタリアのりでタンクトップでライブをはじめたのですが、ふと会場を見渡すとみんな分厚いジャケット着用。山の夜は寒し。ライブはじめて20分(1時間ライブでした)で凍え死にそうに。。。

なにはともあれ、memorableなツアー最終ライブでした。よ。あー、この後は2日だけローマでバカンス&ようやく我が家へ帰還です。