London Paris West Nile

というスペースでライブしてきました。Doron Sadjaとshinkoyoのスタジオ。犬がいた。真面目そうな雰囲気なのだけど実はゆかいなおじさんがいたら、同じ場所でスタジオをシェアしてるというTony Conradさんでした。けいこさんやまきこさん(次のアルバムのジャケット写真をおねがいしてます*)にあったりしました。白石民夫さんとNo-Neck Blues Bandのみちこさんにはじめてお会いしました。対バンは恩田晃さんとDoronのバンド。去年のロンドンぶりに見た恩田さんの演奏は、さすがの貫禄でたっぷり魅せるライブ。

Doronのバンドはメンバーが、Doron、ハリーポッター似の青年、ちょびひげ&微妙なボタンの開け具合のシャツから胸毛のラテン系青年、マリオ(いつもバンドTシャツ+革ジャン+スキンヘッドのロックな出で立ちなのでけど、オーケストラの委託作品多数の新進作曲家)のナードな4人+犬(勝手に参加して一番いいポジションをキープ)。本人曰く「12kのころとは全然違う音だよ」との通り、ニューヨークのロック。(?ジャンルなんていうんだろう?ロック+サイケ+ドローンみたいなの)私がよく遭遇するタイプの音楽ではないけど、前に偶然見たAaはなるほどこりゃみんなはまるわけだと思った。つきぬけて音と演奏にはまりきっちゃってる深度がポイントかな、と。CDよりライブ(それも汗が飛び散る至近距離)がよいな、と。

私の音はふわふわもわもわで空っぽで何も起こらないので、今日みたいにパワーや音量が迫って来る人たちと一緒のイベントだと、色々考えます。そして、実際アメリカでは8割以上がそのシチュエーション。「ミニマル音楽」ってよばれてるものでも、実際は「マキシマム」な感あり。私の演奏の音量もここ数年で確実にあがってきてるし。逆に、私の音楽が当たり前だった世界で演奏してたころよりは、ずっとしぶとくなってる感もありますが。
あーでも、前、無音でスピーカーから煙だしちゃったみたいに、無音でお客さんを泣かせてみたい(非可聴帯域の周波数って神経に影響を及ぼしたり、心拍数あげたりするから不可能じゃないはず*)と気持ち悪いこと考えたりもしたりしました。