職業。

ニューヨークやヨーロッパでは何の気負いも迷いもなく自然な感じで「アーティストです」と自己紹介できるのですが(アートに対するリスペクトや違いを楽しむ視点があるので)、日本人が相手だと「グラフィックデザイナーです」とか「コンピューター関連です」といいがちです。「アーティスト(ミュージシャン)です」と言った後、沈黙されたり、「楽器は何ですか?どんな作品なんですか?」ってきかれて「ラップトップです。」「最近はネットコミュニティのアジテーターみたいなのやってます」とか言って、やっぱりきょとんとされてしまうのが面倒くさいのです。な。(まあ、毎回アメリカの入国審査では「ピアノもひくミュージシャン」っていう結論になるので同じようなことですが。)

で、保健室のおばちゃんのような鍼&漢方&アロマの先生にも「デザイナー」と言ってたのですが、先日ビザの話になったときにばれてしまい、しどろもどろになったり。(カルテの一番上にアーティストってつけたされてた。)昨日も、日系企業での仕事の初日に、さっそく自分の作品内容の話になったとき、暗礁にのりあげそうになってひやひやしたり。

一言で誰もがなっとくするような肩書きを発明しなきゃだ!気分的には、21世紀的バカボンドなラップトップ武士道なんですが。。。networked戦国時代を、ラップトップ片手に世界を飛び回って、オンライン&オフラインで一騎打ちしてます。。。血が全く流れなくてゲームオーバーしてもやりなおし可能だったり、途中で意気投合して同士になっちゃうことが多いのがデジタルの特徴でしょうか。

ところで、火曜日にニューミュージアムのオープニングに行って来たのですが、ニューすぎて全然わかりませんでした!っていうか敷地面積が狭すぎ&スピーカーが悪すぎでサウンドアーティストがかわいそう(事前チェックできなかったらしい)。最上階のバーから見る、雪の積もったローワーイーストはすてきでしたが。なんか若いヒップスターな子でうまってたけど、あの子たちがどこからきてたのかすごく謎です。今日は、Michel Gondryのオープニング@deitchにいってきます。よん。