生演奏。

夏になると、一斉にレストランやカフェがオープンテラスになって、夜になるとあちこちから生演奏が聴こえだす。昨日は、ラテンのバンドの音楽にのせて、踊ってる人やマラカスの人が道にあふれだしてた。聴くこと演奏すること踊ること全部がいっしょくたになって音楽が生活に必要な空気みたいな存在になってるかんじ。カリブの国はこんな風なのかなあと想像したりとかローワーイーストにて。
恩田さんのスライドショーに行ってきた。音楽はアランリヒトとマザーコナーケイン。始まる前に、ものすごく自然な感じでつとつとと(杖をついてた)マザーコナーがギターのところに行ったかと思うと、そのままギターをひきだして、はじまるよと恩田さんにとめられるまで延々弾いてた。いつまでもつづいてくかのような音。今日はソロは見れないと思ってたから(そしてマザーコナー生演奏初体験)もう始まる前から超脱力。どうしてあんな音がでるんだろう。今ここじゃない別のどこかへとその空間だけがぽっかり穴があいてるようだった。恩田さんのどこなのかいつなのかわからない写真、スライドとスライドの間、そして暗転、日常でかつ濃厚な空気が充満してた。会場で、青木隼人さんのお友達で写真を撮っている(Taka Ishiiやジョナスメカスの映画館などで作品を発表してる)ひとしさんにまた会った。